食欲回復してほしいと願いながら飲ませたステロイド。もう効き目がないのかもしれません…全然回復の兆しがみえず、ごはんを見るだけで吐き気を催すみたいです。
ティアラは「病院へ行きたくないよ~」って顔をしていましたが、たぶんまた脱水しちゃっているので皮下補液必須です。そして抗がん剤治療をしてもらうつもりでした。
余命は長くて1週間と言われました
キャリーバッグに入れる時も抵抗せず、診察台でも怒る気力のないティアラ…1週間前ではあんなに力強い声で唸っていたのに…急激に弱っているのがわかります。
黄疸も出ている!進みつつある多臓器不全
脱水と貧血、そして黄疸が出ていました。目や耳だけでなく、おしっこも真っ黄色になるんですね。肝臓、腎臓…もう多臓器不全を起こし始めているそうです。
まともに動いているのは脾臓だけでしょうと言われました。癌性腹膜炎でがん細胞があちこちにちらばってしまったからですね。本当に悔しいです…
これを食い止めるには抗がん剤しかない
このままだと余命は長くて1週間。阻止するには抗がん剤しか方法はありません。東大のY先生は結構弱っている子にもロムスチンを使用しているようです。
注射の抗がん剤も考えましたがリスクが大きそうです。ティアラの場合だと入院も必要とのこと。やるならロムスチンしかない…でも前回のことがあるので躊躇してしまいます。
可能性に賭けてみよう
何もしなくても食欲不振や吐き気があるならば、元気になれる可能性のある方を選ぼうと思いました。ただ食欲不振になっている間どうすればよいのかが問題です。
鼻からチューブを入れる方法もあります。シリンジでの強制給餌も考えました。でも猫自身にごはんを飲み込もうとする意志がなければ吐き出されて終わり。
帰宅後強制給餌ができるかどうか試してから抗がん剤にするか決めることにしました。
帰宅後、ティアラの姿をみて愕然としました
帰宅してキャリーバッグを開けると、待ってましたとばかりに飛び出してくるティアラ…でも今日は違いました。飛び出す元気がありません。
それでもフラフラとリビングへ移動して日向ぼっこ。瞬膜が出て頬がこけてしまっている顔をみて愕然としました。弱々しい老猫がそこにいました。
その後はお風呂場へ行って水を飲もうとしました。カランから細く水を出して洗面器にためて飲むのですが、今日はボーっとしている…水がたまってあごについて「ハッ」と我に返ってました。意識がもうろうとしていたのでしょうか?
そして部屋へ帰ろうとした途中でへたり込んでしまったのです。抱っこして部屋へ戻ると、自分のベッドへ倒れこみました。ほんとにバタン!と力尽きたかんじで。
「ああ、もうダメかも」と思いました。抗がん剤はがん細胞を攻撃してくれるけど、自身のカラダも攻撃します。この子はもう耐えられないだろうと直感しました。
緩和ケアのほうがいいのかな…もうあきらめようか
希望は捨てたくなかったけど、ティアラのことを考えると緩和ケアの方がいいのかもしれません。こんな時、猫語が話せたらなぁと思います。どうしたいのだろう?
ごはんの匂いを嗅いだだけでオエッとなっているので強制給餌も試すのやめました。強引に口の中に入れても吐き出すだけだろうし、誤嚥性肺炎も怖いですから。
だんだんと呼吸も早くなってきているような気がします。今まではナデナデすると「何?」というかんじで頭を持ち上げていたのに、まったく反応なしです。
もうカラダがだるくて仕方がないのでしょうか。
後悔するかもしれないけど…
「もう、あきらめるしかないのかな」という気持ちでいっぱいです。悔しくてつらいけど、後で後悔するかもしれないけど、抗がん剤はやめたほうがいいと判断しました。
明日、緩和ケアに変更したい旨を獣医師に伝えます。
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