猫さんが病気【悪性リンパ腫】になると治療費はいくらかかるのか?まとめてみました。猫さんが病気になると、やっぱり気になるのがその治療費ですよね。
私もティアラが悪性リンパ腫とわかった時「いくらかかるの?」と不安になりました。それを解決してくれるのは、やっぱり経験者の情報ではないかと思うのです。
同じガン(悪性リンパ腫)でも、その仔の個体差や病気の進行状況で違ってきますが、一例としてティアラの経験を残しておきます。参考になれば幸いです。
猫の【悪性リンパ腫】にかかった治療費総額
ティアラは2つの病院、地元の動物病院と東京大学動物医療センターにお世話になりました。治療期間と治療費は次の通りです。
- 治療期間:2017年6月24日~2017年11月24日(5か月間)
- 治療費(費用):262,490円
治療費(検査代・抗がん剤)明細表
治療費の明細表になります。当時の通院の様子は「詳細」欄にあるリンクからみることができます。
抗がん剤治療は1回だけでした
明細表をみていただければわかるように、悪性リンパ腫と判明したのは10月です。それまでは「膵炎の疑い」で対症療法をしていました。
抗がん剤治療は約1ヶ月(ロムスチン1回投与のみ)でした。2回目の抗がん剤治療をする直前で癌性腹膜炎を起こし、約1週間後ティアラは旅立ちました。
あと半年存命できたら治療費は15万円ほど増加してたかもしれません。それでも、お金はいくらかかってもいいから「生きていてほしかった」です。
最も高額だった治療・検査は?
最も高額だったのは、東京大学動物医療センターで行った内視鏡検査でした。検査結果を聞きに行った日にも、エコーやレントゲン検査をしたので、2日間で合計15万円でした。
次に高額なのが抗がん剤です。ロムスチンという錠剤でしたが、一粒で8000円でした。これでも地元の先生の努力で価格を抑えてくれたようです。
治療費(費用)は抗がん剤だけじゃない
抗がん剤治療を始めると抗がん剤以外にも費用がかかります。
- 副作用を確認するための血液検査
- ガンの進行を確認するエコー検査など
- 副作用を抑えるための薬
最初の1ヶ月は毎週、その後も定期的に血液検査に通わないといけません。交通費がかかる場合は、その分費用がかさみます。
キャットフードやサプリの費用もかかります
病気が進むと食欲がなくなってきます。「とにかく食べてくれるものを探さねばならない」という状況になりました。
最初は食いつきがよくても、すぐに食べなくなる…そんなことが何回もありました。1~2回しか食べてない袋が大量にたまることに。
160種類ものキャットフードをお試しした方もいました。それくらい食べてくれるキャットフード探しは大変なのです。
病院へ支払う治療費だけでなく、日常にかかる費用も確実に増加します。
まとめ:猫の悪性リンパ腫には高額の治療費を覚悟
抗がん剤治療するなら30~50万円+α(日常の費用)は覚悟しておいた方がよさそうです。抗がん剤治療だけで80万円かかった方もいました。
貧血がひどくなって輸血したり、酸素室が必要になる仔もいました。その仔の状況によりますが、悪性リンパ腫の治療費は高額であることに間違いはありません。
お金の問題だけでなく、治療そのものについて悩んでいらっしゃる方も多いと思います。私もすごくすごく悩みました。
ひとつだけ確実なのは「お金は後からでも手に入るけど、命は手に入らない」ということ。なので、できるだけのことは(もちろん猫さんのQOL最優先で)やりました。
愛する猫さんのため、後悔のない選択を!