高齢猫だけど内視鏡検査を受けました。検査前の全身麻酔に関する心配事~東京大学動物医療センター受診の様子までまとめました。
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嘔吐の原因を調べるには、開腹手術か内視鏡検査が必須
エコーやレントゲン検査では特に異常なし。セレニア注でさえ止められなかった吐き気の原因を調べるには内視鏡検査しかありませんでした。
ティアラの症状は悪性リンパ腫かIBD(炎症性腸疾患)の可能性がありました。よく似た症状だけど、治療方法は違うというので検査は避けられないと思いました。
検査は「開腹手術」か「内視鏡検査」のどちらか。いずれにしろ全身麻酔が必要です。ティアラは14歳と高齢だったので、非常に判断が難しかったです。
高齢猫だけど、大学病院での内視鏡検査を選択
いろいろ悩んだ結果、内視鏡検査を受けることにしました。でもかかりつけ医には設備がなかったので、紹介状を書いてくれることになりました。
紹介先は、埼玉県所沢市にある日本小動物がんセンターか、東京都文京区にある東京大学動物医療センターか、地元のちょっと大きめの病院。
日本小動物がんセンター長の小林哲也先生は、がんに関して権威のある方ということでしたが、所沢はちょっと遠いのであきらめました。
地元の病院は交通の便が悪かったし、がん専門の先生がいないとのこと。悪性リンパ腫だったことを考え、東京大学動物医療センターを選択しました。
大学病院は研修医が…などのネガティブな噂もありますが、最新の治療を受けられると前向きに考えました。
全身麻酔による猫の後遺症や副作用は?
内視鏡検査前には全身麻酔による危険性の説明がされました。目覚めるまでは気が気でなかったです。
全身麻酔による後遺症は、残念ながらありました。本当に身も心もボロボロになった姿をみて、すごいショックを受けました。ツラかったです…
「やっぱりやめればよかったか」と一瞬後悔しましたが、この検査のおかげで病名がわかったわけです。さらに詰まっていた毛玉が取れて嘔吐が減りました!
だから結果的に内視鏡検査をして正解!高齢猫だったので、回復までに少々時間がかかりましたが、無事に乗り切ることができました。
個体差があるので判断は難しいと思いますが、ひとつの例として参考にしていただけたらと思います。